このモデルを此方で出品するのは遂に47台目となりました。手元の資料を見てみると此方で扱ったラジオは1000台強、その約20台に1台がこのモデルという事になります。次点はワールドボーイGXO、その次がIC11。無理な値段をつけない限り直ぐに売れてしまうのもこのモデルの人気の高さを示しています。勿論お買い上げ頂いた方々からの評判も上々です。69年発売、¥15500の定価でしたからソニーの競合機種のIC11の¥14800より多少高かったのですが、此方には高級オーディオについているラウドネススイッチと業界初(もしかして世界初？)のタイマー付き。ソニーの革ケースに対してしっかりしたプラスチックのハードケース付き、と言う事でコスパは明らかにナショナルの勝ちでした。感度は同等、音はクリアながら大音量に弱いソニーに対して、力強くパワーが入るのがナショナルでしたが店頭で鳴き比べをするなんぞ夢の又夢の様な時代でしたから、専ら少年達は価格かデザインのいずれかで何方を買うかを決めた筈です。小生はソニー派でした。こうして50年以上経って見るとナショナルラジオの耐久性はピカイチです。それもこの時代のワールドボーイシリーズが凄い。特にこのGXは電池室が回路基板と離されて居り電池の腐食があっても基板への侵食が少ないことが長寿命に一役買っています。という訳で真の意味のメイドインジャパンの栄冠はナショナルの頭上に輝きそうです。但し、こう言う評価は偏屈な一部のジジイの物でソニーとナショナルの現在の会社時価の差は驚くべき物、更に残念ながらそのソニーでもGAFAの足下にも及びません。この背景は何なのでしょう。割と貴重だと思うのケース付きのフルセットである事。但しタイマーは見た目は大丈夫ですが、分解して部品が抜かれており、修理不可、勿論動作しません。小生このモデルのタイマーは全く使えないギミックと思うのでどうという事はありませんが、気にされる向きには勧めません。ケースに入っていた為、全体的には綺麗です。欠点はアンテナで先端が無いため、伸ばせず、危険でもあるので、長めのモクネジで代替。伸ばせますが、無理をすると外れます。感度への影響は軽微でしょう。電池、自作ACコード付きです。初期異常(到着翌日迄)には責任を持って対応致しますが、これ迄の経験から多分大丈夫です。安心してご購入下さい。

カテゴリー:	家電・スマホ・カメラ>>>オーディオ機器>>>ラジオ
商品の状態:	傷や汚れあり
ブランド:	パナソニック
配送料の負担:	送料込み(出品者負担)
配送の方法:	佐川急便/日本郵便
発送元の地域:	千葉県
発送までの日数:	1~2日で発送